ヘアカラーにアレルギーがあるけど白髪染めをしたい方におすすめ
こんにちは。目黒駅から徒歩1分。大人の隠れ家的美容室ベーアッシュです。
今回はヘアカラーをする時につかうカラー剤、その中でもヘアマニキュアについて色々書いていきたいと思います。
一般的によく聞くのがヘアカラー、白髪染め、ヘアダイ、アルカリカラーなど。これらは永久染毛剤と言う医薬部外品に分類されていてその中でも酸化染毛剤と言われています。
美容室や市販品でカラーというとこのカラー剤になります。
こちらのタイプのカラー剤は髪の毛を明るく脱色することができますがダメージをともないます。
そんな時、白髪は染めたいけど髪は傷めたくない!という方におすすめなのがヘアマニキュア(酸性カラー)です。
ベーアッシュで取り扱っているのは酸性カラーというもので、これはヘアマニキュアとも呼ばれ、タール系染料の化粧品として扱われるカラー剤です。
2種類の呼び名があると分かりにくいので説明の中ではヘアマニキュアという名称で進めていきます。
医薬部外品
ブリーチ剤・・・金髪にする(とにかく黒い色を脱色する力が強くダメージが大きい)
カラー剤・・・茶色にする(アッシュとかマットとか赤系とか言うときにつかうもの)
化粧品
ヘアマニキュア・・・上から色をかぶせる(黒髪を明るくできないので主に白髪染めや金髪に鮮やかな色を入れる時に使う)
カラートリートメント・・・少し色を足すことができる(トリートメントなので髪をダメージすることはない。カラーの退色を遅らせるためや色味のコントロールなど補正で使う事が多い。金髪に鮮やかな色を入れる時にも使う)
カラースプレー等・・・シャンプーしたら落ちる(生え際の白髪隠し用のマスカラやヘアチョークやカラフルなスプレー等)
ヘアマニキュアについての疑問を解決!
◇ 何でヘアマニキュアは髪を傷めないっていうの?
ヘアマニキュアは上の図の様に白髪染めをした場合、髪の毛の表面だけが染まり、アルカリカラーと呼ばれる一般的なカラー剤で染めた場合は髪の中まで染まっています。髪の表面だけ染めるヘアマニキュアは髪の組織を壊さないので、ダメージすることなく染めることができるのです。
ヘアマニキュアではその染まる仕組みから色落ちのしかたも一般的なカラーと違います。
髪の毛の表面だけに色素が吸着した状態で染めあがるので、シャンプーをしたり汗をかいたりするとカラーが水分中に流れ出ますので染めたては色落ちが多いように感じる方も多くいらっしゃいます。これは下の図の様に何層にも重なった色が少しずつ剥がれていき色の重なりが薄くなっていくように退色していくからです。
◇ ヘアマニキュアで染めたら黒髪はどうなるの?
ヘアマニキュアで染めた場合、黒い髪も染まっているけど色が見えないと言うのが正解です。ヘアマニキュアはメラニン色素を脱色することが出来ません。そして、髪の毛の表面に色をくっつけて染めるので白髪は色が見えるのですが、黒髪は上から色をくっつけても染めた色が見えないのでヘアマニキュアの色を選ぶときはマニキュアの色だけでなく、白髪の生えている量が染め上がりの色に大きく関係してきます。
白髪が少ないころは”こめかみ”や”つむじ”など一点に集中して生える方も多くいらっしゃいます。その場合明るいマニキュアを使えば、そこはメッシュを入れたように白髪だけが明るい色で染まり上がり、地毛と同じようなダークブラウンで染めれば元々の髪色となじませて染めることができます。
白髪染めではなく、ヘアマニキュアをつかって黒染めや色味を入れたいを考えている方も同じです。
ヘアマニキュアを使って色味を入れたり黒染めをすると髪の毛をダメージさせることもなく、表面をコーティングするので艶も良くなります。
今より明るくしたい→×
今より暗くしたい→○
◇ 明るい髪の毛を赤系のヘアマニキュアで染めた場合
自分で白髪の量や明るさに合わせてカラー剤を使い分けたり、塗り分けたりするのは難しいですが美容室では一人一人の状態に合わせて染めることができるので、仕上がりの色がイメージしにくいヘアマニキュアだからこそプロにお任せいただくと仕上がりが全く変わってきますよ。
◇ 色持ちは?ヘアマニキュアだと根元まで染められないって聞いたんですが・・・
これもヘアマニキュアをする上で良く聞く質問ですね。答えは根元1㎜~2㎜が染められません。これはマニキュアを頭皮につけないようにするために櫛(クシ)を使って染めていくからです。ヘアマニキュアや酸性カラーは固いタンパク質を染められるようにできているカラー剤なので頭皮等の皮ふも髪と同じようにタンパク質でできているのでペタッとつくと染まってしまうからなんです。
頭皮にカラー剤を付けずに根本ギリギリから白髪を染めるというのは技術がいるので「ヘアマニキュア=染まらない」と思う方が多くいらっしゃるんだと思います。
色持ちに関しては白髪の量にもよりますが白髪が多い方は3週間から4週間くらいです。
実際に染めている様子を撮影してみました。
【ヘアマニキュアでの白髪染め】
ベーアッシュでは1ヶ月に1回染めるペースの方が一番多く、早い方で2週間(白髪が見える前に染める)、遅い方でで2ヶ月(白髪が少ない場合が多い)でしょうか。
3週間以上たてばヘアマニキュアもヘアカラーも伸びてきたところが気になるというのは変わらないかもしれませんね。
最初に白髪がもう伸びてきた。と感じるのはヘアマニキュアの方が早いと思います。
しかし、染まり上がりに白い毛が見えるのかというと見えません。どんな感じかという例を2つ上げてみましょう。
①ヘアマニキュア(酸性カラー)前→ヘアマニキュア(酸性カラー)後
②ヘアマニキュア(酸性カラー)前→ヘアマニキュア(酸性カラー)後→酸性パーマ後(同じ日にカラーとパーマをしています)
②の方の根元をアップで見てみると
こんな感じに染まり上がっています。
アルカリカラーを使っての白髪染め、ヘアマニキュアを使っての白髪染め。それぞれに良さがありますので”白髪を染める”事以外に何を優先したいかというのがカラー剤を選ぶときのポイントになります。
アッシュ系の色味、色持ち→アルカリカラー
安全性、ダメージレス→ヘアマニキュア
◇ ヘアマニキュアがおすすめの方の5つの特徴
カラー剤選びをする時にヘアマニキュアがおすすめの方は・・・
◇アルカリカラーにかぶれてしまった
アレルギー反応によるかぶれの原因になりやすいジアミンという成分を含みませんのでアルカリカラーにかぶれた経験のある方も安心して染める事ができます。カラーをしている時に痛みを感じる方、数日間かゆみが続く方もかぶれまで行く前にカラー剤の変更をおすすめします。酸性カラーも全ての方が大丈夫とは言い切れませんが、カラー剤を地肌につけないように染めるのでリスクはほとんどありません。
◇白髪がある
酸性カラーには黒い髪の毛を明るくする効果はありません。髪の毛の表面に色をくっつけて染める酸性カラーは白髪の上には黒でも、茶色でも、ピンクでも発色させる事ができますが、黒い髪の毛の上では何色を塗っても色が見えないので、結果的に地毛の状態と変わらないのです。
◇髪を傷めたくない
大まかに言うとカラーをして髪が傷む原因は弱酸性の髪の毛にアルカリ性の薬剤を使うからです。酸性カラーは髪と同じ酸性領域のカラー剤であり、色素を髪に吸着させて染めるので、染毛の過程で毛髪組織を破壊する事がありませんので髪にほとんどダメージなく染める事ができます。
◇カラー剤の匂いが気になる
酸性カラーはカラーをしている時やした後の臭いはほとんどありません。臭いに敏感な方も安心です。
◇明るく染めなくてよい
酸性カラーは白髪しか染まらないので白髪の量が多い方なら明るく染める事はできます。しかし、つむじ周りにチラホラや、生え際の数本が気になると言った白髪の量が少ない方は明るく染める事ができません。もちろん白髪だけを明るく染める事は可能ですが全体的に明るく見えるようにする事は酸性カラーだけではできないので、地毛のままの明るさで、白髪だけ染まれば良い方にオススメです。
いかがでしたか?
ヘアマニキュアについての疑問やおすすめの方の特徴を上げてきましたが、ベーアッシュではホイルカラー(ハイライト)を入れて全体の髪色を明るくしてから酸性カラーをかぶせていくなどダメージや頭皮への安全性に配慮したご提案を1人ひとりに合わせて色々させていただいています。どんなカラー剤を使うかは、自分のなりたい髪の色、ダメージ具合、肌の状態によって決めましょう。
最後に、ベーアッシュでのヘアマニキュアの料金例です。
ベーアッシュではカットを含まないメニューの場合シャンプー/ブローの料金が追加されます。
*ショートカット毛先まで全体染め、又は全ての髪の毛の長さリタッチ(根元だけ染める)
⇒6,500円(ヘアマニキュア)+2,500円(シャンプー/ブロー)=9,000円(税抜)
髪の長さなどにより薬剤使用量が多い場合500円~1000円くらい料金がプラスされます
*カット+ヘアマニキュア(薬剤使用量による料金計算)
⇒6,000円(カット、ジャンプ―/ブロー)+6,500円(ヘアマニキュア)=12,500円(税抜)
その他ダメージケアのトリートメントや頭皮ケアの炭酸スパなどのメニューもございます。
料金やメニューに関してもお電話でお気軽にお問合せ下さい!
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